神様はサウスポー(2)

弾のデビュー戦の相手・北村友樹は、リング上の殺人鬼と恐れられるボクサー。
闘争本能剥きだしでラフプレイを続ける友樹に対し、弾は亡き父の教えを守りフェアプレイで応戦。
人を信じることが出来なくなっていた友樹だったが、弾との試合によってその閉ざされた心が徐々に開きはじめる。
一進一退の攻防が続く。
ボクシング界に強い影響力をもつ雷鳳院ジムが、弾を引き取りたいと申し出る。
だが、弾には井上ジムを離れる意思はなく、そのことで雷鳳院会長の怒りを買ってしまう。
雷鳳院会長は、弾を潰すために第一の刺客としてスネーキー坂田との試合をマッチング。
しかし、弾はこの試合で神様の左を使わず勝つことを宣言する。
雷鳳院ジムからの誘いを断ったことから始まった因縁の対決で、雷鳳院第一の刺客・スネーキー・坂田を倒した弾。
次の相手は、元日本バンタム級チャンピオンの棟方善造に決まる。
妻の病気が原因で、一時は引退をした棟方。
だが、ブランクを感じさせない動きで、弾との壮絶な打ちあいとなる。
果たして弾に勝機は……!?デビュー戦で北村友樹と対戦して以来、KO勝ちを続ける弾。
ついに元日本バンタム級のチャンピオン棟方善造に勝ち、日本タイトルの挑戦権を得る。
だが、ライバルで親友の友樹がパナマに行くことに……。
それぞれが世界チャピオンとなって、リングでの闘うことを誓い合う弾と友樹。
そして、弾は次なる闘いへとむかう。
ついに日本タイトルの挑戦権を獲得した弾は、チャピオン氷室平との対戦をむかえる。
幻(ファントム)ブローと呼ばれる氷室のパンチは、カメラマンが1/1000秒のシャッターでさえ捉えることができないスピードで、弾は序盤からダウンを喫する苦しい展開。
だが、パンチを見切った弾の左が早坂の顔面に炸裂する。
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